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まずは道具をそろえましょう。「Kali Linux」というプラットフォームを使用します。いろいろなツールが詰まっているお道具箱です。
The Industry Standard
Kali Linux is not about its tools, nor the operating system. Kali Linux is a platform.
~業界標準~
~Kali Linuxは、ツール群、オペレーティングシステムではありません。Kali Linuxはプラットフォームです。
企業などに依頼されてその企業のサーバなどの脆弱性を調べることをペネトレーションテストといいますが、その多くがこのプラットフォームを使用しています。オープンソースで無料で使用することができます。早速使っていきたいと思います。
何にインストールするか
まずは、このKaliをなににインストールするかです。使用していないパソコンにインストールするととても快適に利用できますが、元のデータを消す可能性があることや余っているPCがないということも多いと思います。今回はVirtualBoxというオープンソースのソフトウェアを利用してKaliをインストールします。
VirtualBoxのインストール
今回はWindowsで行います。たまにmacだとエラーが出たりします。
Downloadsをクリックして、最新バージョンをダウンロードします。
ダイアログに従ってインストールを進めます。
インストール中にネットワークが切断されることがあります。
インストールが完了すると自動で起動します。
Kali Linuxのダウンロード
まず、Kali Linuxの公式ページでダウンロードします。
Downloadsを押して、VirtualMachinesを押して、VirtualBoxをクリックしてダウンロードします。.ovaの形式になっているはずです。量が大きいのでしばらく待ちます。待っているときにほかにも必要なものをダウンロードしておきます。
Oracle VM VirtualBox Extension Packのダウンロード
VirtualBoxにKali Linuxをインストールしたときにエラーが出る場合があるので、これをインストールしておきます。先ほどのVirtualBoxの公式ホームページの少し下のほうにOracle VM VirtualBox Extension Pack all platformというのがあるのでクリックしてください。ダウンロードしたら、ダブルクリックして開いてダイアログに従います。
Kali Linuxのインポート
では早速Kali Linuxをインポートしていきましょう。先ほどダウンロードした
kali-linux-****.*-virtualbox-amd64.ova
をダブルクリックしてインポートします。****.*にはビルドされた日付が入っています。ダイアログに従って利用規約に同意してインポートします。しばらくかかります。
Kali Linuxの起動
右上の緑色の起動ボタンをクリックして起動します。
ユーザー名:kali
パスワード:kali
でログインすることができます。とりあえずアップデートしていきましょう。左上のターミナルを開きます。
$ sudo apt update -y $ sudo apt upgrade -y
aptの詳しい説明はこちら
次回はいろいろ使っていきたいと思います。