Linuxコマンドリファレンス

「su」コマンド

suコマンドはコマンドを特定のユーザーやグループの代理として実行するコマンドです。

基本の文

$ su [オプション] [ユーザー名]

説明

suは実行するユーザーを変更するときに使われます。suをユーザー名なしで実行するとrootの権限で実行します。また、ユーザー名が追加された場合はそのユーザーのシェルが新しく開かれます。この時、現在いたディレクトリは移動せず、~/(ホーム)とシェルのみが変更されます。–loginオプションをつけることが推奨されています。(manより)

オプション

suコマンドのよく使うオプションです。

オプション名説明
-または–login環境を変える副作用を回避するために新しくログインするのに近い形でsuを実行します。

実行すること

・環境変数のクリア

・HOME、SHELL、USER、LOGNAME、PATHの変数の初期化

・ユーザーのhomeへの移動

・シェルをログインシェルにするためにシェルの配列[0]を-にする

-cまたは–command=[コマンド]後に記述されるコマンドを新しく作られるシェルに渡します。
–session-command=[コマンド]上記と同じ機能ですが、新しいシェルを作成しません。
-Vまたは–versionバージョンを表示します。

Exit Status

suコマンドでコマンドが実行されなかったときに戻り値が表示されます。

1:一般的なコマンドエラー。コマンドのスペルや引数が間違っている可能性があります。

126:このコマンドは実行できませんでした。

127:コマンドが見つかりません。

詳しい情報はmanをご覧ください。

$ man su

 

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