RaspberryPiの更新を頻繁にしないと、たくさんのパッケージの更新が溜まっていき、更新に時間がかかるようになってしまいます。そうすると、ひとつひとつコマンドを打つのが面倒になってきます。そこで、今回は、コマンドを一回入力しただけで自動で更新してくれるようにしましょう。(直接更新とは関係のないものもありますが。)
サンプルコードはこちらに詳細が載っています。autoupdateのフォルダにあります。
GitHubでソースコードをダウンロードしようこのサイトにある自分で作ったソースコードをダウンロードできるようにするためなどから、GitHubという物を始めました。一応、今まで作った...
Shell Script(シェルスクリプト)を使う
今回はシェルスクリプトというものを使います。シェルスクリプトはLinuxのコマンドをプログラムの中で実行してくれる言語で、コマンドの自動化や、コマンドがオプションなどをたくさんつけて長くなってしまう時などに、何回も同じコマンドを入力するのが面倒くさい時などに使用できます。普通のプログラミング言語と同じように、条件分岐のためのif文なども使えます。もともとUnix系やLinux系で使用されているので何のインストールもせずに使えます。
作ってみる
とりあえず作ってみましょう。まず、ターミナルで次のコマンドを入れます。
~$ cd ~ ~$ nano update.sh
nanoエディタの使い方はこちら
「nano」コマンドnanoコマンドはファイルを編集するためのコマンドです。通常のテキストエディットなどと違い、コンソール上で使用します。 ...
ファイルに次のように書き込み保存します。
#!/bin/sh sudo apt update -y sudo apt upgrade -y sudo apt autoremove -ya sudo apt-get clean -y sudo apt-get autoclean -y sudo apt-get check -y
説明
まず、一行目の
#!/bin/sh
は、ソースコードを直接解釈をして実行するための機能を呼び出すものです。
そのあとのaptなどのコマンドです。
「apt」コマンドaptコマンドは、検索や管理、パッケージに関する情報を問い合わせるコマンドを
提供するコマンドラインインターフェイスです。apt-ge...
詳しい情報はこちらに載っています。
大雑把にいくと
sudo apt update -y //パッケージ情報をアップデートします。 sudo apt full-upgrade -y //パッケージをアップデートします。場合によっては、パッケージを削除する場合があります。 sudo apt autoremove -y //依存関係のためインストールされたパッケージが使用されなくなったものを削除します。 sudo apt-get clean -y //ダウンロードしたアーカイブを削除します。 sudo apt-get autoclean -y //ダウンロードした古いアーカイブを削除します。 sudo apt-get check -y //壊れた依存関係がないかチェックします。
実行方法
まず作ったスクリプトに実行権限を与えます。
~$ chmod 755 update.sh
そうしたら実行します。
~$ ./update.sh
無事に完了したら成功です。
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